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真田丸の感想ブログ~久々に大河が見たくなった。

堺雅人主演の大河ドラマ真田丸の感想、キャスト、音楽、撮影情報など記事にしてます。

真田丸28回「誤解」豊臣秀次の最期|これはこれでアリかな

ドラマの感想

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明日の真田丸第29回「異変」を前にして、先週の「誤解」の感想を残しておきます。

 

 注目は豊臣秀次(新納慎也)の最期を脚本家の三谷幸喜がどう描くかでした。結果としては題名の通り秀吉、秀次双方の誤解ですれ違いのまま終焉となりました(悲)

 

 おおざっぱにまとめれば、拾(後の豊臣秀頼)が産まれたことで豊臣秀吉は我が子の将来を考えて苦心し、時の関白秀次は、秀吉は自分を消そうとしていると考えるようになり疑心暗鬼のまま高野山にまで行ってしまう。

 

豊臣家の問題としてことを大きくしないように苦心する秀吉でしたが、秀次が高野山に行く途中で人々に見られてしまいしょうがないので「謀反の疑いのため幽閉」とし、折を見て「容疑が晴れた」とおさめるハズだったのに。。。。

 

というストーリーを三谷幸喜は作りました。これまでの大河ドラマと比較して、家族に愛されていた秀次という流れにすることで(気づくことなく死んでしまうのですが)「救い」を与えてくれた気がしました。


わたしの記憶の範囲内で歴代の大河を思い出してみると


・江~姫たちの戦国(2011年大河 主演上野樹里)
豊臣家を想う石田三成(萩原聖人)の画策色を強く描く。★謀反の疑いで高野山に幽閉。その後切腹


・天地人(2009年大河ドラマ 主演:妻夫木聡)
拾の将来を考え邪魔になった秀次は秀吉の命により切腹。★謀反の疑いで高野山に幽閉。その後切腹天地人では石田三成(小栗旬)の画策ではなく、秀吉本人の意志として描く。


・功名が辻(2006年大河ドラマ 主演:仲間由紀恵、上川隆也)

 淀(永作博美)と石田三成(中村橋之助)の画策として描いてます(主に淀の動きが強い)

 

秀次(成宮寛貴)の最期について丁寧に描いてるのが特長(37話「太閤対関白」38話「関白切腹」)主人公の山内一豊は、関白秀次と太閤秀吉の板挟みという設定。これは真田丸の主人公真田信繁(堺雅人)も同じ設定。

 

関白となった秀次は、政(まつりごと)を必死にやろうとします。朝鮮出兵の財政難に苦しむ諸大名に金を貸すなど、秀吉の失政を補おうとします。(これが謀反の根拠とされてしまいます)

 

しかし同じ「関白」でも秀吉と秀次では雲泥の差があります。秀次の場合「朝廷」と「寺社」に対しての権限しか持っておらず、「大名統制」「知行配分」などの権限は太閤秀吉がそのままキープ。

 

秀次の取り巻きも良くなく不運。秀吉との仲が悪くなり「行き場を失った」秀次は酒に入り浸るようになります。しかし山内一豊らにより己の定めを悟り、関白最後の仕事をするために死を覚悟して秀吉のいる伏見に向かいます。

 

関白返上の代わりに、秀吉には民の暮らしを良く考えてほしいと話します。必死の願いも虚しく、高野山に幽閉され切腹となります。

 

その後の聚楽第の破壊、秀次の縁者を皆殺しにする話は、淀の画策として描いています。


・利家とまつ~加賀百万石物語(2002年大河ドラマ 主演:唐沢寿明、松嶋菜々子)

疑心暗鬼になり酒浸りの秀次を処分すると、まつの見舞いにきた秀吉が利家に話します。この時点で三成による動きは特に描いていません。(45話「利家 出仕拒否」)

 

46話の冒頭で、豊臣秀次が謀反の疑いで高野山に追放されます。太閤秀吉に権力を集中させるためというナレーションが入り、三成がドアップで写ります。なので三成画策とします。

 

ドラマ内ので秀次の扱いは軽いです。45話で処分することを秀吉が利家に話した時も、反対はしてません。ただし処分=切腹とも言ってませんけど。

 

 

 

程度の差はあれ、これまでの大河は石田三成を豊臣に忠義を貫くがゆえに、諸大名に嫌われるという感じで後の関ヶ原の戦いにつなげる描き方をしてました。

 

真田丸では石田三成(山本耕史)は、豊臣家の忠誠心は強いのですが、秀吉にべったりという描き方はしていません。

 

たしかに天地人でも、秀吉(笹野高史)は直江兼続(妻夫木聡)に「三成(小栗旬)は甘い」と言ったうえで、「秀次の縁者まで殺す必要はない」と進言されていたことを明かします。しかし真田丸はそれ以上に、口数は少いけれど優しい男として描いてます。鶴松が危篤のさいにも水浴びしてましたよね。


真田丸本編では、いよいよ豊臣秀吉の最期に向かって話は動きだします。これまでと違った描き方をするのか楽しみです。